株式会社 NTTデータ 様

株式会社 NTTデータ 様 導入事例

株式会社 NTTデータ 様

http://www.nttdata.co.jp/  


第三金融事業本部 コミュニティバンキング事業部 信用組合統括部
内海 智志 氏

※ご部署、お役職は2009年当時のものです。
 
仮想テープ装置のアクセス性能維持と安定稼働に向けて活用

弊社は中央省庁や地方自治体など公共分野のシステムから、金融、製造、流通、通信、医療・ヘルスケアなどの法人向けシステム、さらには業界横断的な社会インフラサービスまで、様々な分野で情報システムやサービスを提供しています。

弊社が提供する共同利用型バンキングシステムの1つである、全国信用組合共同センタと称するシステムの更改時に、仮想テープ装置を導入いたしました。この仮想テープ装置は、システムとしての位置づけが大変重要であることに加えて、その利便性から当装置を利用する業務が追加されやすく、データ量が増えやすい傾向にあるため、性能管理・分析の必要性が高いものでした。

しかし、仮想テープ装置が比較的新しいハードであったため、性能管理・分析のノウハウが不足しておりました。性能を把握するためのデータとして取得可能なものは数多くありましたが、管理・分析の効率化やお客様へ根拠ある報告や提案を行うために、必要なデータの選定や各種データの意味や関連性を整理する必要がありました。

そこで、仮想テープ装置の性能管理に必要なデータを、「アクセス性能」に関連するデータ、「収容能力」に関連するデータの2種類に分けて選定しました。定期的に監視すべき項目として、VTV(Virtual Tape Volume)マウント時間や仮想テープ装置のディスクであるVTSSの使用率等を選定しました。また、データ間の関連性を整理し、監視項目の値が悪化した際に、分析すべきデータについても選定しました。しかし24時間365日動くシステムのデータの抽出を、標準のユーティリティや独自のプログラムで行うと非常に煩雑なため、ES/1 NEO MFシリーズを活用することにいたしました。

ES/1 NEO MFシリーズを活用することで、下記2点の成果を得ることができました。1点目は、特定の時間帯で仮想テープ装置のレスポンス悪化が発生していることを把握し、原因の分析および対応を行うことができたことです。VTVマウント時間により、レスポンスが悪化していることを確認し、キャッシュヒット率とMVCマウント時間、リコール時間などを分析することで、仮想テープ装置のハードとしてのスペックを超えた負荷がかかっていることがわかりました。負荷を分散するため、マイグレーション運用を見直し、レスポンス悪化を防ぐことができました。2点目は仮想テープ装置のディスクであるVTSS使用率の低減が図れたことです。長期的な使用率を確認したところ、わずかに上昇傾向にあることがわかりました。そこで、性能管理データを基にES/1 NEO MFシリーズを使って予測を行うことで、マイグレーション対象の候補を選定することができ、今後のチューニング作業の指標になることも把握できました。

今後もシステムの安定運用のため、ES/1 NEO MFシリーズを活用し、問題の未然防止に取り組んでまいります。

特定の時間帯で、目標数値を上回るレスポンス悪化が発生

1年間の使用率グラフで、長期的な傾向を確認