株式会社 LIXILインフォメーションシステムズ 様

株式会社 LIXILインフォメーションシステムズ 様 導入事例

株式会社 LIXILインフォメーションシステムズ 様

http://www.lixil-is.co.jp/

運用部 東京データセンター
主査 
北山 高裕 氏 

※ご部署、お役職は2012年当時のものです。

稼働データの見える化でABEND回避。ES/1導入により新管理手法確立

会社概要

弊社はLIXILグループ各社のシェアード会社として、IT全般に関する業務支援を一元的に行い、LIXILおよびLIXILグループのビジネス目標達成を支えるべく、システム開発・保守・運用を担っております。

運用管理体制の構築

1997年、IBMメインフレームに「ES/1 NEO MFシリーズ」を導入しました。IIM社の支援を受けて性能評価やチューニングを行い、マシンリプレース、ディスク移行を実現しました。この頃からメインフレームにおける性能管理は定着しています。

また、2003年、オープン系システムに「ES/1 NEO CSシリーズ」を導入し、重要システムへのES/1導入をルール化しました。

現在は、IBMメインフレームと重要システム(約500台)の稼働状況をES/1で一元管理しています。運用担当だけでなく開発・インフラ担当とも情報共有できるよう、OS単位、用途単位(AP・DB・共有)で稼働データをグループ化し、WEBブラウザで確認できる仕組みを構築しています。

日々の運用管理

IBMメインフレームでは日次、月次グラフを用いて管理を行っていますが、特に処理の重たい月末月初は重点的に確認しています。具体的には夜間バッチ処理終了時間の推移やリソース使用状況を確認しています。海水温グラフは視覚的に推移を確認できるため、長期データから稼働傾向を捉える際に有効です。 (図1)




安定稼働に向けた取り組み

以前、ディスク容量不足による夜間バッチの異常終了防止が課題としてありました。データセットレベルではABENDを回避しているのですが、気がつくとディスク容量が物理的にスペース不足で異常終了が発生していました。その際の安定稼働に向けた取り組みをご紹介します。

1)現状
夜間バッチ開始とともに中間ファイル作成によるディスクスペース使用量が増加するため、バッチ開始前にLISTVTOCにてディスク容量を取得し、必要に応じてディスク追加やデータセット移動などの事前対応を実施していました。しかし、バッチ処理中のディスク容量変動が把握できないため、ABEND発生後にディスク容量しきい値を見直すという後手の対応になり、未然防止には至っていませんでした。また、これらは経験値に基づいた対応であり、その点も課題として抱えていました。

2)ES/1を使用したディスク容量管理
そこで、ディスク容量の取得方法をDCOLLECTに変更し、取得データの一次処理をES/1で実施する方法に変更しました。これにより、以下のメリットが得られました。 

1.LISTVTOCと比較しデータ取得にかかる時間が短縮
2.膨大な取得データ自動加工しレポートを作成
3.データ定期取得(15分間隔)によりバッチ処理中のディスク容量変動を正確に把握

またDCOLLECTの利用により実行JCLのメンテナンスが容易になりました。 これにより、バッチ処理中にABENDしないためのディスクの必要量が把握できるようになったため、ES/1を使用した新たな管理手法に変更しました。(図2)



この手法により異常終了の未然防止が可能になりました。

3)ES/1導入の効果
ES/1を使用することで、これまで経験値に基づいて行っていた、しきい値変更や対応を実測値に基づいて実現できるようになりました。具体的にABENDの発生件数は56件/月から9件/月に改善され、管理手法が確立された現在は発生しなくなりました。