コスト削減

月報作成工数の削減

手作業で行なっていた稼働グラフ作成作業をES/1で自動化月間250時間の工数削減により、年間1,000万円の経費削減

オープンシステム向け性能管理ソフトウエア 「ES/1 NEO CSシリーズ」導入事例

きっかけ

管理対象サーバー数が増加

システムインテグレータであるこのお客様は、UNIX/Linux/Windowsのマルチプラットフォーム環境のサーバーを約150台を抱えていらっしゃいました。

 

それまでは、表計算ソフトや文書作成ソフトを使用して各種稼働報告書を作成し、お客様にご報告されていました。

しかし、業績の拡大とともに管理対象となるサーバーの台数も増加し、稼働報告書作成に要する工数もそれに伴い増えてきました。

 

その結果、稼働報告書の作成が報告期限に間に合わなくなったり、本来行うべき性能分析やチューニング作業などに取り組めないという状況に陥っていました。

 

システム部門の対応

報告書の見直しや要員の補充は不可

そこで、稼働報告書の見直しを検討するべくお客様と調整を行いましたが、省力化することはできませんでした。

 

次に、要員の補充を検討しましたが、他部門からの異動、外部からの採用ともに実現には至りませんでした。

 

IIMからの提案

IIMからのアドバイス

かねてより性能分析ツール「ES/1」の紹介を通じて面識のあったIIMにご相談いただきました。

IIMからは、ES/1をご利用いただくことにより、以下の観点で省力化が可能である旨をご提案いたしました。

 

1.マルチプラットフォーム環境対応

2.データ収集からグラフ作成までを自動化

3.問題発生時の原因追及も自動化

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(図1:ES/1を使った稼働報告書イメージ)

システム部門の検討

トライアル制度で事前検証

IIMからの提案を受けて、ES/1を用いて実際に省力化が実現できるかどうかを、無料のトライアル制度を利用して事前に検証されました。

 

1.のマルチプラットフォーム環境対応では、それぞれのOSに応じたデータ収集モジュールが用意されているため、対応したモジュールを導入するだけでES/1で一元管理が可能であることをご理解いただけました。

その際に一番懸念されていたのは、データ収集モジュールを導入することに伴う影響でした。実際にはOSの標準機能を用いた安全な収集方法を採用しているため、業務への悪影響はありませんでした。またモジュールが使用するCPUもわずかであり、リソースを大量に使用することはありませんでした。

 

 

2.のデータ収集からグラフ作成までの作業についても、初期導入時にデータ収集間隔と、管理用PCへのデータ転送タイミング、作成するグラフの種類を予め登録しておくことで、ツールが全て自動で行ってくれます。

 

3.の問題発生時の分析については、CS-ADVISORのチューニングヒント機能を用いることで、誰でも精度の高い分析結果を短時間で得ることができます。

 

結果

稼働報告書作成の省力化を実現

トライアルの結果、ES/1を全サーバーに正式導入して、稼働報告書作成作業をES/1で行うよう切り替えを行われました。その結果、以下のような効果が得られました。

 

 

1.データ収集からグラフ作成までの時間が、それまでの延べ約250時間から実質0時間に短縮

2.CS-ADVISORのチューニングヒント機能を用いることで、誰もが精度の高い分析結果を短時間で得ることが可能

3.稼働報告書の作成期間が約5営業日短縮

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(図2:ES/1使用による作業工数の減少)

今後の課題として、それまではあまり着手できなかった性能分析やチューニング作業を行うに当たっての知識習得がクローズアップされてきました。この点については、IIMが無償で行っている技術セミナーや技術情報誌を活用して、各部員のスキルアップを図っていかれるとのことです。

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