■オープンシステム向け性能管理ソフトウエア 「ES/1 NEO CSシリーズ」導入事例

IIMコンサルティングによるコスト削減事例をご紹介します。

  • ベンダー提示の統合案ではピークや業務特性が加味されていない
  • 業務やピーク特定の分析

きっかけ

サーバ統合計画が浮上

経営陣からの要請で、社内に散在する約800台のサーバを統合することになりました。重要なサーバについては稼動状況を把握しているものの、全サーバが対象となると統合すべきものはどれか、どこへ統合すべきかを的確に判断することができません。

特に重要度の低いサーバについては障害発生時のみ対応していた状況で、資源の使用状況を計測すら行っていませんでした。

システム部門の対応

第三者による客観的な判断が必要

メーカに相談をしたところ、そのメーカが納入したサーバの状況については報告してくれました。しかし、お客様の要望は複数メーカのサーバを同一尺度で表した報告書です。

お客様がまとめるには膨大な時間がかかることが想定される上に、各メーカに関する豊富な知識が不可欠です。さらに、メーカの報告内容を客観的に検証する手立ても持ち合わせておられません。

そこで、メーカに偏らず第三者の立場で評価をしてくれるIIMにお声掛けいただき、サーバ統合のアドバイスをさせていただくことになりました。

IIMによる性能評価

性能評価結果

ES/1を利用して、ピーク月である4月度の全サーバのシステム利用状況を洗い出しました。その際に、統合相手先を判断するために、サーバの処理能力順にCPU使用量を確認するグラフを利用しました。

(グラフ1:処理能力順TOP20のCPU使用量)

同時に、投資した金額に対する使用量をサーバ単位で昇順・降順に並べ、投資効率を判定していただく資料も提出しました。

グラフ2の例はCPUの使用量が低いサーバ順にWORST20を表示したものです。CPU使用量が低いサーバは、余剰な投資をしていることになるため、統合時や更改時のサイジングにあたり検討すべきです。

(グラフ2:サーバ処理能力グラフ使用量WORST20)

 

IIMからの改善案

改善案

ディスク装置Aに対する負荷を分散させることがボトルネックの解消に繋がるため、IIMからは下記3点の改善案を提示しました。

①アプリケーション改善による負荷分散
②ディスク装置A内のファイルを分散
③より高速なキャッシュ付ディスク装置への移行

システム部門のご判断

対応策

メーカからの提案では問題が解決しないことをご納得いただき、CPUの増強は見送ることになりました。

IIM提示の改善案を社内で慎重に検討された結果、「より高速なキャッシュ付ディスク装置への移行」を採択されました。

それぞれの改善案でも効果が見込めますが、実施する工数やコストを勘案した結果、最も効果的であると判断されたのが高速なキャッシュ付ディスク装置への移行でした。

結論

より高速なキャッシュ付ディスク装置へ移行した結果、6時間掛かっていた夜間バッチ処理が4時間で終了し、2時間短縮することができました。

また、今回は採択しなかった他の改善案は次期システム構築時の貴重な参考情報となり、アプリケーションの見直しやファイルの再配置を実施することで、よりスループットの高いシステムの実現が可能となります。

(グラフ2:バッチ処理時間短縮)

結果

的確なサーバ統合を実現

使用状況を把握できていなかった約800台のサーバを、短期間で的確に可視化することができました。

その結果、統合対象とすべきサーバはどれか、増強が必要なサーバはどれかといったサイジング計画を適切かつ容易に立案することができました。

結果的に150台程度のサーバを削減でき、現在は約650台のサーバにて稼働しておられます。統合によるコスト削減と運用経費が減少したとのことでご評価をいただいております。