■メインフレーム向け性能管理ソフトウエア 「ES/1 NEO MFシリーズ」導入事例

会社概要(日販コンピュータテクノロジイ株式会社について)

弊社は、国内最大の出版販売会社である日本出版販売株式会社のシステム会社として、日販グループのシステム開発や運用をはじめ、出版、医療関連のシステム・パッケージソフトウェア開発を手掛けております。

佐藤 泰彦 氏BPO推進本部 インフラ技術センター
チームリーダー
佐藤 泰彦 氏

※ご部署、お役職は2012年当時のものです。

ES/1 NEO MF導入の経緯

基幹システム、物流システム、一部サーバでES/1を採用していますが、今回は基幹システム(IBM機)での性能管理事例をご紹介します。ES/1導入前は、性能評価資料の作成や問題発生時の評価分析、原因究明に時間がかかっており、管理面で課題を抱えていました。

そんな中、既存ソフトウェアのサポート終了とメインフレーム刷新のタイミングを迎えたため、新たな性能管理ツールの検討を開始しました。結果、工数削減とスピードアップを実現すべく、下記の効果が期待できるES/1の導入を決定しました。

日々の性能管理業務と問題発生時の分析事例

日次作業では、「チューニングヒント」を活用しています。異常をすばやく検知することができ、非常に効果を感じています。月次作業では、自動的に蓄積されるCSVファイルから各種報告資料を作成しています。グラフも自動作成されるため、工数が大幅に削減でき、今までよりもバリエーション豊富なグラフや報告書を作成できるようになりました。 

以下では、問題発生時のES/1活用事例をご紹介します。

1) 異常検知
日次作業で「チューニングヒント」を確認したところ、DASD応答時間の異常値を発見しました。なかなか原因の特定には至らず、異常値と通常値を繰り返す状況が1~2ヶ月続きました。そのうち異常値が続くようになったため、本格的な対応に着手しました。 (図1)

 

2)分析
「チューニングヒント」ではディスク・ボリュームの応答時間とアクセス待ち時間について指摘があったことから、応答時間の遅延によって、アクセス待ち時間も長くなったと判断しました。 (図2)

チューニングヒント

詳細に分析するため、「インターバル・サマリー・レポート」を確認して、時間単位(15分間隔)で応答時間が悪化したボリュームを特定しました。(図3)

インターバル・サマリー・レポート

この時間帯にボリュームを使用している処理を確認したところ、あるソフトウェアAにたどり着きました。さらにソフトウェアAは、異常検知の1週間前にバージョンアップを行っていたことも分かりました。

3)結果
ソフトウェアAの再テストおよびES/1での分析を続けた結果、応答時間が悪化する要因となったバグを特定することができました。その後、開発ベンダーへ改善依頼をし、問題を解決することができました。

ES/1 MF導入による効果

ES/1を導入したことで、下記の効果を得ることができました。

  1. 分析の迅速化・・・異常値の早期発見。蓄積されたデータから調査・分析が可能
  2. 分析の容易性・・・分析の時間短縮。豊富な分析ツールで対応可能
  3. 業務の効率化・・・管理業務の可視化。障害時の原因究明から対応までの時間短縮
  4. 証跡としての効果・・・管理業務の精度アップ。ドキュメントとしての利用

お客様プロフィール

日販コンピュータテクノロジイ株式会社
URL:http://www.nct-inc.jp/

※2012年掲載