DynatraceTips

#26 データの保持期間

作成者: 城水(IIMサポートチーム)|Apr 2, 2023 10:00:00 PM

皆さまこんにちは、IIMサポートチームです。 

このブログではDynatraceのTips等、
気軽に読めて皆さまのお役に立てるようなコンテンツを配信していきます。 

 

今回はデータの保持期間をテーマとした内容です。


私たちが日々お客様とお話している中で、データの保持期間についてご質問いただくことが多々あります。

Dynatraceを活用して定期的な報告書の作成を検討する際には、データの粒度と保持期間が特に重要になります。

今回はデータの保持期間についてご説明していきますので、是非今回の記事を参考にDynatraceを日々の業務の効率化にお役立ていただければと思います。

記事をご覧いただき、具体的なご相談、お困りごとは担当SEに是非ご相談ください!

 


*文中、斜体になっている単語はDynatrace画面上/ドキュメント内で使用される用語となります
 例)ServiceHost など

*青色の色掛部分は操作対象のボタンを表しています

 

 

SaaS環境のデータ保持期間

それでは早速、各データの保持期間について記載します。

今回はSaaS環境のデータ保持期間に関してのみ記載します。Managed環境のデータ保持期間に関しては担当SEにご連絡ください。


 

各データの保持期間

 

データタイプ

保持期間

備考

Distributed tracesPurePath

10日間

コードレベルのデータを指します。

Service:リクエスト情報、request attributes

35日間

各分析ビューで選択したタイムフレーム

RUM

35日間

以下のデータを含みます。

・User action
・User sessions
・Mobile crashes
・Session Replay

Synthetic

35日間

-

Log Management and Analytics

最大10年間

-

Log Monitoring Classic

35日間

-

Metric

5年間

経過日数に応じて保持されるデータの粒度が変わります。*1

Davis problems and events

14ヶ月

-

OpenTelemetry ingested traces

10日間

-

 

*1 経過日数毎のMetric の粒度

経過日数

保持されるデータの粒度

0-14日

1分

14-28日

5分

28-400日

1時間

400日-5年

1日

 

上記のように、データは時間の経過と共に丸まっていきます。
1分、5分といった詳細データを長期的に保存したい場合は、Data explorer 画面の [Export CSV] からcsvファイルとしてエクスポートが可能です。こちらも是非ご活用くださいませ!*2

 

*2 APIでデータをエクスポートすることも可能です

 

関連リンク:  
Data retention periods | Dynatrace 

 

 

#26 データの保持期間については、以上となります。 

お読みいただきありがとうございました! 

 

※記事執筆時 Dynatrace SaaS Version:1.261