性能管理ソフトウェア ES/1 NEOシリーズでのパフォーマンス管理やIIMのコンサルティング実績にもとづいた、パフォーマンス管理のエッセンスや技術情報、導入事例などの情報をご紹介します。

始める勇気-予兆管理とアプリケーション性能管理- 前編

JUASスクエア2015講演概要のご紹介

2015/09/16掲載

9月3日(木)4日(金)の2日間、ハイアットリージェンシー東京にて「JUASスクエア2015」が開催され、弊社も協賛させていただきました。今年も、大変盛況のうちに終了いたしました。

弊社は、1日目のランチョンセッションにて、「始める勇気-予兆管理とアプリケーション性能管理-」と題して、システムの予兆管理の重要性について講演させていただきました。
今月と来月の2回に亘り、講演内容を抜粋してご紹介いたします。

 

<講演アジェンダ>

  1. 予兆管理のメリットと実施のポイント
  2. 予兆管理の必要性
  3. 予兆管理の実現方法
  4. 予兆管理が行えない理由
  5. IIMの支援内容

 

1.予兆管理のメリットと実施のポイント

  • メリット:「最小のコストでリスクを最小限にできる」
  • 実施するためのポイント(2点)
    1. 具体的目標を定める
    2. フレームワーク化してしまう

 

2.予兆管理の必要性

  • データ分析のイメージ →占い?高価で特別なもの?
  • 実際のデータ分析   →過去からのデータを積み上げ未来を予兆すること


<図1:データ分析のイメージ>

予兆管理とは、リスクが顕在化する前の予兆を捉え、管理するリスクマネジメントの一環です。つまり、
予兆管理とはリスク回避策の1つなのです。

  • システムの継続運用に関わるリスクとは
    →競合他社に対する競争力の低下(相対的な収益減)
    →無駄なコストの発生
    →機会損失
    →顧客満足度(サービスレベル)の低下
    →社員のモチベーションの低下

このようなリスクを回避するために一歩先の管理を行うことで、ビジネス向上に寄与することができます。次にその予兆管理の実現方法をご説明します。

 

3.予兆管理の実現方法

  • 過去からの積み上げで未来は成り立っている

次の図をご覧ください。気象予報や株価予想などの例にあるように、未来は過去からのデータで行われています。システムの予兆管理についても同じなのです。過去からのデータを分析することで予兆と言うのは比較的簡単に把握することができます。


<図2:過去からの積み上げで未来は成り立っている>

予兆管理の一例

弊社製品ES/1で行える予兆管理の一例をご紹介します。

以下図3、図4をご覧ください。シンプルなグラフですが、過去からの積み重ねを表示することで、近い将来に起こりうることを容易に把握することができます。


<図3:バッチ終了時刻が徐々に遅延>


<図4:レスポンス時間が延びている傾向を確認>

 

4.予兆管理が行えない理由

  • 「できる人がいない」、「非機能要件」、「仕事としての認識がない」、「ハードルが高い」
    →様々な理由があると思いますが、「目的がはっきりしない」ことが最大の理由なのではないでしょうか。
  • 運用でやらずして、誰がやる?
    そのシステムを理解するには運用データの分析が一番であると考えます。
  • 予兆管理を実現させるために重要なこと=「大事なのはPDCAのP」
    大事なのは、「何のためにやるのか」P(Plan)と「その結果どうだったのか」
    C(Check)!その中でも、最初に“P”を設定する事が、最重要かつ、最難関

    最難関のP(Plan)に必要な事 =「責任者の強い意志」と「それに基づいた推進力」

 

5.IIMの支援内容

IIMは、今まで多くのお客様でコンサルティングを実施した経験から2つの観点でご支援ができます。

  1. 決定的なP(Plan)がない場合
    →現状を分析しそこからいくつかの選択肢としてPlanをご提示することが可能です。
  2. すぐに予兆管理を始めたい意思がある場合
    →DoやCheckの自動化を、製品を通じてご支援が可能です。

続きは次号でご案内させていただきます。