2023.04.03

#26 データの保持期間

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    皆さまこんにちは、IIMサポートチームです。 

    このブログではDynatraceのTips等、
    気軽に読めて皆さまのお役に立てるようなコンテンツを配信していきます。 

     

    今回はデータの保持期間をテーマとした内容です。


    私たちが日々お客様とお話している中で、データの保持期間についてご質問いただくことが多々あります。

    Dynatraceを活用して定期的な報告書の作成を検討する際には、データの粒度と保持期間が特に重要になります。

    今回はデータの保持期間についてご説明していきますので、是非今回の記事を参考にDynatraceを日々の業務の効率化にお役立ていただければと思います。

    記事をご覧いただき、具体的なご相談、お困りごとは担当SEに是非ご相談ください!

     


    *文中、斜体になっている単語はDynatrace画面上/ドキュメント内で使用される用語となります
     例)ServiceHost など

    *青色の色掛部分は操作対象のボタンを表しています

     

     

    SaaS環境のデータ保持期間

    それでは早速、各データの保持期間について記載します。

    今回はSaaS環境のデータ保持期間に関してのみ記載します。Managed環境のデータ保持期間に関しては担当SEにご連絡ください。


     

    各データの保持期間

     

    データタイプ

    保持期間

    備考

    Distributed tracesPurePath

    10日間

    コードレベルのデータを指します。

    Service:リクエスト情報、request attributes

    35日間

    各分析ビューで選択したタイムフレーム

    RUM

    35日間

    以下のデータを含みます。

    ・User action
    ・User sessions
    ・Mobile crashes
    ・Session Replay

    Synthetic

    35日間

    -

    Log Management and Analytics

    最大10年間

    -

    Log Monitoring Classic

    35日間

    -

    Metric

    5年間

    経過日数に応じて保持されるデータの粒度が変わります。*1

    Davis problems and events

    14ヶ月

    -

    OpenTelemetry ingested traces

    10日間

    -

     

    *1 経過日数毎のMetric の粒度

    経過日数

    保持されるデータの粒度

    0-14日

    1分

    14-28日

    5分

    28-400日

    1時間

    400日-5年

    1日

     

    上記のように、データは時間の経過と共に丸まっていきます。
    1分、5分といった詳細データを長期的に保存したい場合は、Data explorer 画面の [Export CSV] からcsvファイルとしてエクスポートが可能です。こちらも是非ご活用くださいませ!*2

     

    Dynatracetips#26_1
    Dynatracetips#26_1

    #26-Data explorerでのエクスポート

    *2 APIでデータをエクスポートすることも可能です

     

    関連リンク:  
    Data retention periods | Dynatrace 

     

     

    #26 データの保持期間については、以上となります。 

    お読みいただきありがとうございました! 

     

    ※記事執筆時 Dynatrace SaaS Version:1.261

     


     

     

     

     

    コメント一覧

    執筆者

    E.S. 

    営業技術本部 技術サービス統括部 テクニカルアカウントソリューション部 

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