今回は Dynatraceのプレイグラウンド環境 がテーマです。
Dynatraceの導入や収集対象の追加を検討される際、実際にどのようなデータがとれてどのように可視化されるのかを見てみたい!と思うことはありませんか?
そんな時に有用なDynatraceプレイグラウンド環境のご紹介です!
Dynatraceプレイグラウンド環境は、すでにDynatraceをご利用中の方はもちろん、フリートライアルにご登録いただいた方もご利用いただけます。
このプレイグラウンド環境には、さまざまな種類のデータがあらかじめ用意されています。
たとえば、ログ、セキュリティ、RUM(ユーザー体感)、外形監視(Synthetic)など、まだ使用していない機能でも、「ちょっと試してみたい」「社内から要望があった」といったケースがあるかと思います。
しかし実際には、ライセンスの調達や社内の検証・開発環境での調整など、すぐに検証を始めるには一定のハードルがあるのも事実です。
こうしたときに、プレイグラウンド環境はとても有用です。すぐに試すことができるため、社内提案の準備にも役立ちます。
ぜひ一度、プレイグラウンド環境にアクセスしてみてください。
Dynatraceでどのようにデータを可視化できるのか、どこまで深掘りして分析できるのかを、実際に操作しながら確かめることができます。
それでは早速、プレイグラウンドに用意されたデータの一部を見ていきましょう。
既にDynatraceをご利用されている方は、最新のDynatrace UIからプレイグラウンド環境にアクセス可能です。
1.旧UIをご利用の方はナビゲーションメニュー上部[Try in latest Dynatrace]のトグルをオンにして最新のUIに切り替えます。
2.[画面左下のアカウント名] > [現在アクセスしているEnvironment 名] > [Dynatrace Playground]をクリックするとプレイグラウンド環境にアクセス可能です。
Dynatraceの特徴のひとつに、実ユーザーの操作や体感を可視化できるRUM 機能があります。
今回はそこから、Session Replay の再生画面までご案内します。
Session Replay は収集したデータから、実際のユーザーの操作を再現して映像として参照できる機能です。
1.[Frontend] > [任意のApplication]を選択し、Application の詳細画面に遷移します。
2.Application 画面の[Analyze user sessions]をクリックしUser sessions 画面に遷移します。
特定のApplication から遷移した場合、遷移元のApplication でフィルタリングされた状態になります。
3.User session の中から参照したいsession を選び、[Replay]をクリックし、Session Replay を再生してみましょう。
前回の記事でご紹介したとおり、最新のDynatraceではデータ参照時にDQL(Dynatrace Query Language)という独自の言語を使用します。
はじめのうちは、Davis CoPilot やLearn DQL というDynatrace内でDQL を学べるアプリを活用し、基本的な文法や使い方に慣れていくことをお勧めします。
そして実際のログに対してはプレイグラウンド環境のNotebook 機能を使ってDQL を実行し、アウトプットを作成してみると、より実践的な理解が深まります。
DynatraceのSLO(Service Level Objective )機能を使うことで、あらかじめ定めた目標に対する達成状況を可視化することができます。
「どのようなSLO を設定すればよいかわからない」と迷ったときには、プレイグラウンド環境の設定を参考にしてみてください。
他にもプレイグラウンド環境では様々なデータを取得しています。
まだ使ったことのない機能がある場合はどのような画面で活用できるのかを確認したり、DQL を使ってどのようなアウトプットが得られるかを試したりするのにも最適です。
ぜひプレイグラウンド環境を活用して、Dynatraceの活用の幅を広げていってください!
Discover Dynatrace — Dynatrace Docs
Dynatraceのプレイグラウンドテナントで遊んでみよう #observability - Qiita