ホスト毎のCPU使用率
皆さまこんにちは、IIM サポートチームです。
このブログでは、Dynatraceの最新機能や便利な使い方を、気軽に読めてすぐに役立つ形でご紹介しています。
*文中、斜体になっている単語は Dynatrace 画面上/ドキュメント内で使用される用語となります
例)Service、Host など
*青色の色掛部分は操作対象のボタンを表しています
今回のテーマは、Dynatrace Intelligenceです。
以下の記事では、Dynatrace Intelligenceの機能の一つである、Dynatrace Assist(生成AIアシスタント)の活用術をご紹介しました。
Dynatrace Intelligenceには、さらにAI活用の幅を広げる設定が用意されていることをご存じでしょうか。
今回は、Dynatrace IntelligenceのGenerative and Agentic AIから、AIをより環境に即した形で効果的に活用するための3つの設定をご紹介します。
Generative and Agentic AIの概要
Dynatrace IntelligenceのGenerative and Agentic AIとは、自然言語によるデータ探索を可能にし、オンボーディング支援や生産性向上を目的としたAI機能群です。
Generative AI(生成AI)はデフォルトで有効化されており、Dynatrace Assistが利用できるのは本設定が有効になっているためです。
このGenerative AIが有効な場合、さらに以下の3つの設定が利用できるようになります。
・Agentic AI settings(エージェンティックAIの有効化設定)
・Document suggestions(ドキュメント提案の有効化設定)
・Data access - environment-aware queries(環境認識型クエリの有効化設定)
本記事では、この3つの設定を有効化することで何ができるようになるのかをご紹介します。
また、AIを安心して活用するために、事前に理解しておきたい考慮事項についてもあわせてご紹介します。
Agentic AI settings(エージェンティックAIの有効化設定)
Agentic AIとは、指示をもとに必要な処理を実際に実行するAI機能です。
Generative AIのみの場合は主に文章やクエリを生成するのに対し、Agentic AIは生成したクエリや必要と判断したDynatraceの機能を活用して情報を収集・分析します。
実行結果を受けた分析ができるため、環境内の実データに即した調査や分析を支援できるようになります。
Document suggestions(ドキュメント提案の有効化設定)
ドキュメント提案機能は、Problem発生時に、関連するトラブルシューティングガイドを自動的に提案する機能です。
本機能を有効にすることで、Problemsアプリの詳細画面にDashboardsアプリやNotebooksアプリで作成された関連ドキュメントへのリンクが、AIの判断によりトラブルシューティングガイドとして提案されるようになります。
調査方法や過去のナレッジなどといった情報が迅速に確認でき、効率的な問題解決が支援できるようになります。
本機能を利用するには、DashboardsアプリやNotebooksアプリで事前にトラブルシューティングガイドを作成する必要があります。
Problemsアプリで検知済みのProblemを選択すると、 [Troubleshooting] > [+New]からテンプレートのトラブルシューティングガイドを作成することができます。
テンプレートを編集して、トラブルシューティングガイドを完成させてください。
DashboardsアプリまたはNotebooksアプリで作成したトラブルシューティングガイドは、[Share] > [設定アイコン] > [Visible to anyone in your environment (Read only)]で環境内のユーザーに公開することで、ドキュメント提案されるようになります。
※設定後、提案されるようになるまで最大6時間かかります。
本機能により提案されたドキュメントには、[Intelligence]アイコンが表示されます。
Data access - environment-aware queries(環境認識型クエリの有効化設定)
環境認識型クエリ機能は、利用しているEnvironment固有のデータに即した、より精度の高いDQLクエリを生成することを可能にする機能です。
本機能を有効にすることで、固有のデータフィールド名などが自然言語的な意味で検索可能になります。
例えば、ある旅行サイトを監視する環境において、「過去1か月間の平均収益額と、新規旅行の値下げ幅を教えてください」といったプロンプトを入力したとします。
環境認識型クエリ機能が有効になっている場合、プロンプトに正しいフィールド名が使用されていなくても、環境固有の「収益」という言葉が”profit”フィールドを指し、「値下げ幅」という言葉が”discount”フィールドを指していることを推測し、以下のようなDQLクエリを生成させることが可能となります。
※設定後、環境認識型クエリを実現するためのセマンティックインデックスが構築されます。構築/更新には最大24時間かかります。
考慮事項
Generative and Agentic AIを活用する際は、事前に把握しておきたいポイントがあります。
主な考慮事項を以下にご紹介します。
1.Generative and Agentic AIには使用制限があります。
各ユーザー:25件/15分
環境内の全ユーザー:60件/15分
2.生成AI利用によるライセンス消費はありませんが、生成AIによって実行されるクエリは、既存のライセンス体系に基づきライセンス消費の対象になります。
3.Generative and Agentic AIを利用する際は、アクセス権限や個人情報の取り扱いをあらかじめ確認しておきましょう。
・Dynatrace Assistはユーザー自身の権限を使用してデータ取得を行うため、ユーザーが参照権限を持たないデータを回答に利用することはありません。
・Generative and Agentic AIがどの個人識別情報(PII)パターンを検出/ブロック対象とするかを制御することが可能です。
[Settings Classic] > [Dynatrace Service Settings] > [Generative and agentic AI] > [Enable PII blocking]
※Settingsアプリ(新アプリ)においては、今後のリリースで同機能が公開される予定です。
・Document suggestions(ドキュメント提案の有効化設定)では、環境内に公開されたドキュメントのみが提案の対象となります。
・environment-aware queries(環境認識型クエリの有効化設定)では、セマンティックインデックスから特定のデータを除外する設定を行うことが可能です。
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まとめ
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Dynatrace Intelligenceでは、Generative AIに加えて、Agentic AIやドキュメント提案、環境認識型クエリを活用することで、調査や分析の効率をさらに向上できることをご紹介しました。
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これらの機能は、障害対応やデータ活用をよりスムーズに進めるための強力なツールとなります。
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機能の特性やデータの取り扱いも考慮しながら、ご活用いただければ幸いです。
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関連リンク:
#88 Generative and Agentic AIをさらに便利に利用する3つの設定については、以上となります。
お読みいただきありがとうございました!
※記事執筆時 Dynatrace SaaS Version:1.344.79
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