ES/1 Shelty Tips

#17 外部データ取り込みに対応しました

作成者: IIM 古澤 (ES/1 Shelty担当)|Dec 12, 2023 2:12:00 AM

 

こんにちは。ES/1 Shelty担当の古澤です。

今回はv2.5.0でリリースされる外部データ取り込み機能についてご紹介します。

 

あらゆる時系列データをSheltyへ

外部データ取り込み機能をご利用いただくと、お客様環境で出力されたデータをSheltyに取り込みます。

そのため、Sheltyで取り扱いの無いデータであっても、時系列データであればSheltyManager上で可視化できます。


ご利用方法としては、変換定義を作成し、データを取り込みます。

データ転送から変換・DB取込まではほぼリアルタイム(数分内)に更新され、取り込んだデータはビューポイント画面でグラフ化されます。


お客様環境で取得されたデータとSheltyが取得するパフォーマンスデータの時間軸を揃え、一つの画面上で可視化することで、活用の幅が広がります。

 

 

外部データ取り込みの導入形態

データの取り込み方法としては、所定のフォルダにSheltyで取り込み可能な書式でデータを配置することで、当該フォルダ内のデータの取り込み処理を行います。

 

外部データ取込み処理はEDI Agent により行われます。

EDI Agentの導入形態は下記3パターンです。

 

①業務サーバにEDI Agentを導入する
②データ格納サーバにEDI Agentを導入する
③SheltyManagerサーバにEDI Agentを導入する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EDI Agentの導入先は、データが出力される業務サーバ側やデータの蓄積先、あるいはSheltyManger内でも対応しております。

なお、SheltyManager内にEDI Agentを導入する場合は業務データをSheltyManager内に転送する運用が前提となります。

 

外部データ取り込みの流れは下記のとおりです。

 

 

 

 

①まずは取り込みデータを用意します。

 

②の変換処理定義では、変換定義の書式チェックとデータ変換のテストを簡単に実施できます。

(設定画面へは導入設定メニューの「変換定義設定」より遷移します。)
テスト対象のファイルを選択し、データ変換テストを実行します。入力ファイルの最大サイズは10KB です。

 

変換結果を「テスト結果」に表示します。
変換定義と変換テスト対象の書式が一致しない等、変換できない場合は、テスト結果にメッセージでエラー内容をお知らせします。

 

 

 

 

③EDI Agentの接続設定をします。
(設定画面へは導入設定メニューの「EDI Agent接続設定」より遷移します。)
EDI Agent が外部データをShelty Manager へ転送する際に、Shelty Manager のOS ユーザ:shelty を使用しSSH 接続(パスワード認証)を行います。

shelty ユーザのパスワードを変更した場合には、新しいパスワードを設定してください。(デフォルト値は、インストール時のパスワードがすでに登録されています。)

 

 

 

 

④NCとAgentを導入します。
Agentによりデータ収集が行われ、NCによりShelty Managerとの疎通が可能になります。

 

⑤取り込んだデータはビューポイントにてグラフ化できます。

 

 

 

 

ダッシュボードや閾値通知にも対応予定

将来的には外部データも他のSheltyでの取り扱いデータ同様、統合ダッシュボード画面での管理や閾値通知にも対応予定です。

今後、ますます利用シーンが広がる予定なので、ぜひご活用いただければと思います。

 

外部データ取り込み機能について利用いただく際は、弊社SEまでお問い合わせください。