2026.02.13
#80 Dynatrace Perform 2026③:Observabilityは“AIの前提”へ ~ 現地で感じた世界の運用トレンド~
目次
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皆さまこんにちは、IIM営業の福永です。
このブログではDynatraceのTips等、
気軽に読めて皆さまのお役に立てるようなコンテンツを配信しています。
*文中、斜体になっている単語はDynatrace画面上/ドキュメント内で使用される用語となります
例)Service、Host など
*青色の色掛部分は操作対象のボタンを表しています
今回も、Dynatrace Perform 2026がテーマです。
2026年1月26日から1月29日までの4日間、米国ラスベガスでDynatrace最大規模のイベント「Perform 2026」が開催されました。
今回は3回目として、入社二年目の営業が初めて海外カンファレンスに参加し、Dynatraceの最新動向とこれからのビジョンを、肌で感じた現地の空気とともに、お伝えします。
※定期更新とは異なるスケジュールで公開しています
1.Dynatrace Perform 2026①:Dynatraceが示す自律型運用への新たな方向性について
2.Dynatrace Perform 2026②:Dynatrace Intelligenceを支える基盤と機能について
3.Dynatrace Perform 2026③:Observabilityは“AIの前提”へ ~ 現地で感じた世界の運用トレンド~
4.Dynatrace Perform 2026④:SNOW×Dynatraceが描く未来
会場の空気:学びはセッションの外にも!
まず強く印象に残ったのは、外国人参加者のプロアクティブでオープンであることです。
休憩や入場待ちの短い時間にも自然に会話が生まれ、韓国の代理店の方から日本市場について質問を受け、北米の大手銀行の方から本番で進んでいるプロジェクトの実情を聞くことができました。
日本では得難い内容が、フラットな対話を通じて集まってくる感覚でした。
会場は時に“お祭り”のような盛り上がりがあり、「学ぶ」と「楽しむ」が同居するのがこのイベントの魅力だと感じました。
#80-Expoの様子(1)
#80-Expoの様子(2)
今年の Perform が伝えたこと
さまざまなセッションで共通して、運用の“当たり前”が少しずつ更新されていく姿が、語られました。大きくは以下の3点です。
①観測の拡張
従来の「監視」にとどまらず、ビジネスの出来事や AI のふるまいまで視野を広げ、状況を正しく捉えていく。
②自律的に動く運用
問題が起きてから人が対処するのではなく、予防・修復・最適化がひとつの流れで自動的に回る発想。
③プラットフォームとしての一体感
機能の寄せ集めではなく、複雑さを隠して「すぐ答えにたどり着ける」体験を重視。
この方向性を象徴する事例として、カナダのテクノロジー企業 TELUS の取り組みが紹介されました。
同社は一部チームでの活用から始め、今では 全社共通のオブザーバビリティ基盤として Dynatrace を展開。AI連携を前提にした次世代の運用基盤へと発展させています。
Perform では、業務システムとAIを安全につなぐ独自基盤 MCP(Model Context Platform) が取り上げられ、Dynatrace が信頼できるリアルタイムの運用データをAIに提供する中核を担っている点が印象的でした。
結果として、会話型のインサイトやインシデントの自動要約などが実現し、オブザーバビリティがAIドリブンの意思決定の土台になりつつあることを伝えていました。
#80-TELUSの事例
Dynatraceが示したビジョン
Dynatrace が向かっている先は、「デジタルを止めないのが当たり前」という世界です。
トラブルが発生してから慌てるのではなく、予防 → 修復 → 最適化と繋がる一連のサイクル、必要なときに自動で素早く手が打てる。ユーザーにとっての“静かな安心”を、仕組みとして提供しようとしています。
また、オブザーバビリティの対象は IT に限りません。注文・在庫・顧客満足といったビジネスの指標とシステムの状態を同じ画面で語ります。現場の勘に頼りきらず、事業の指標とセットで状況を捉えることで、判断の質を高めていく、そんな“使う人に寄り添う運用”を目指しています。
さらに、「正しく判断する力」と「確実に実行する力」をつなぐことも重視しています。何が起きているかを丁寧に見極め、そのうえで決めたアクションを着実に前へ。その過程ではパートナー連携も積極的で、判断と実行の両輪で前進する姿勢が印象的でした。
そして何より、誰でも使える体験へのこだわり。専門家だけのためのツールにせず、会話するように状況を理解でき、次の一歩が自然に見えるデザインが随所に感じられました。
クロージングの一幕
最終日のステージでは、「Winning Together with Shaun White」 と題した fireside chat も行われました。
スノーボードの五輪金メダリストで起業家のショーン・ホワイト氏が、トップであり続けるための姿勢や、人とAIがどう高みに到達できるかをやさしい言葉で語り、会場は温かな一体感に包まれました。
技術の話題から一歩離れ、チームや挑戦の在り方を見つめ直す時間となり、イベント全体のメッセージが人間的な手触りを伴って腑に落ちた締めくくりでした。
おわりに
入社二年目の目線ではありますが、「なぜ必要なのか」が腑に落ちる機会が多く、帰国後すぐに現場で共有したくなる学びがたくさんありました。
今後も、今回の様なイベント含め、得た気づきを皆様にとって意味のある形にしながら、お役に立てる情報発信を続けてまいります。
次回、「#81 Dynatrace Perform 2026④:SNOW×Dynatraceが描く未来」をお届けしますので、ぜひご覧ください!
#80 Dynatrace Perform 2026③:Observabilityは“AIの前提”へ ~ 現地で感じた世界の運用トレンド~、は以上となります。
お読みいただきありがとうございました!
※記事執筆時 Dynatrace SaaS Version:1.330
コメント一覧
執筆者
福永 ヒカル
営業技術本部 営業第一統括部 営業三部
経歴
2024年4月 入社
2024年9月~ 営業第一統括部
新卒で入社後、営業として、お客様の事業拡大・運用高度化に向けての提案活動を行い、現在に至る。
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