2025.12.01

#53 性能データをエクスポートする機能をご紹介します

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    こんにちは。ES/1 Shelty担当の田中です。
    今回はV3.1.0でリリースされた、性能データのエクスポート/インポート機能についてご紹介いたします。

     

    性能データをエクスポートし、別環境のShelty Managerにインポートできるように

    稼働中のShelty Managerとは別に、性能データを確認するためのShelty Managerを構築し、データをコピーして参照できるようにしたいというご要望をいただきました。
    このご要望に応える形で、V3.1.0では、Shelty Managerから性能データをエクスポートする機能、および別環境のShelty Managerにインポートする機能を追加しました。

    なお、本機能は実行スクリプトの編集が都度必要となるため、ES/1 Shelty製品マニュアル等のドキュメントには掲載しておらず、弊社サポートSE向け機能として位置づけています。ご利用をご検討の際は、担当SEまでご相談ください。

     

    活用シーン

    本機能は、以下のような場面での利用を想定しています。
    1. 本番環境で取得した性能データを、別環境のShelty Managerで閲覧・保管する場合
    2. データ保持期間を超える前に、特定日時のデータを保管する場合
    3. IIMによる分析・評価を目的に、ES/1 Sheltyで取得した性能データをIIMに連携する場合
     

    前提条件と設定方法

    本機能をご利用いただくには、「エクスポートスクリプト」と「インポートスクリプト」の準備が必要です。

    なお、下図で示している、エクスポート元とインポート先のShelty Managerは、異なるOS上のサーバーで構成されています。OSの違いによる制約はありませんが、Shelty Managerのバージョンは同一である必要があります。

     

    53_1
    53_1

    エクスポート/インポート機能の概要

     

    前提条件

    • エクスポート元とインポート先のShelty Managerのバージョンが同一バージョンであること
    • PostgreSQLのリストアにより、インポート先のDBがエクスポート元と同一の設定になっていること
    ※設定の異なる環境へのインポートは対象外となります。必ずエクスポート元のPostgreSQLのバックアップを取得し、インポート先でリストアを実施してください。
     

    エクスポートスクリプトについて

    エクスポートスクリプトでは、対象データの種別(type)ごとに開始日時と終了日時を指定する必要があります。
    また、対象データの種別によって、一度に抽出できる最大期間に制限があります。
     
    • 対象データの種別に応じて、抽出可能な期間が異なる
    • すべての性能データを一括で抽出する場合には、defaultを指定する(typeオプションを省略した場合も同様の動作になる)

     

    例えばトランザクション詳細データとメソッドログについては、最長1時間までの抽出が可能です。ただし、トランザクション量が多い環境では指定可能な期間がさらに短くなる可能性がありますのでご注意ください。

     

    53_2
    53_2

    対象データの種別

     

    インポートスクリプトについて

    事前に設定情報のバックアップをリストアした別環境のShelty Manager(インポート先)を準備してください。
    その環境に対して、エクスポートスクリプトで抽出したファイルをインポートします。

     

    最後に

    繰り返しとなりますが、本機能のご利用を検討される際は、担当SEにご相談ください。「このような場合でも利用できないか?」など、ご不明点やご相談がございましたら、まずは担当SEまでお気軽にお問い合わせください。
    今後もES/1 Sheltyでは、お客様のご要望に応える機能強化や利便性向上を継続してまいります。
     

     


     
    本文中に記載されている製品名、サービス名は、各社の登録商標または商標です。

     

    執筆者

    C.T. 

    営業技術本部 カスタマーサクセス統括部 ES/1技術サービス部 担当課長

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